新型コロナウイルスによる自粛ムードが続く中で、思い通りに出掛けられなかったり、友人と集まったりもしにくかったりなど、色々なストレスがかかることで気分が落ち込み、「最近何となく鬱(うつ)っぽいな、、」と感じている方も多いのではないでしょうか。
このように、したいことができない、しなければいけないことができない、といった状態が続き、
そのストレスで消耗すれば誰でも「うつ状態(うつ病)」になってしまう可能性があります。
こういった新型コロナウイルスによるストレスの場合、
現実的なストレスへの反応が原因となる「心因性」のうつ病になってしまう方が多いと思われます。
症状としては、不安が強くなったり、食べられなくなったり(食欲低下)、眠れなくなったり(不眠)します。
頭が回らなくなって考えや言動が減ったり遅くなったり(思考制止)物事に集中できなくなったり、決断ができなくなったりなどが挙げられます。
そういった状態から抜け出すためには、
◆早寝早起き1日3食きちんと食べる規則正しい生活を送る
◆無理をせず疲れない範囲で適度な運動をする
などが効果的です。
それに、電話やオンラインでも構いませんので、
◆ご家族や友人と気軽なコミュニケーションをとる
といったことも気分の安定につながります。
私たちイルソーレのうつ病、うつ状態の方への訪問看護の内容は、
上記のようなことをサポートし、不安や悩みを一緒に解決していくものになります。
また、もともと持病がある方などは、
そのストレスでうつ状態が悪化、在宅で社会生活がなくなることで状態が悪化、生活の不安から状態が悪化、
総合的にみて治療が必要になります。
ストレスが原因ではなく、脳の機能的な異常が想定される「内因性」のうつ病の場合は、
お薬の役割が大きくなりますので、まずはお近くの心療内科に相談してみましょう。
また、心因性、内因性などに関わらず、どのようなうつ病でも、
無理に元気づけようと声をかけるのは好ましくありません。
うつ病、うつ状態の当事者は、楽しいことにすら頭が回らない状態にあります。
例えばマラソンに例えると、いくら頑張っても足が動かない状態で、
フラフラの足がもつれている状態で「走れ!」といっても、それ以上走れないですよね。
そんな状態なので、励ましはNGだといわれています。
ご家族の方は、不安や食欲低下などの症状が出ている状態では焦らずに、
まずは受診をすすめ、医師から処方されたお薬を服薬し、
ゆっくり休める時間が取れるように援助するのがよろしいかと思います。
私たち訪問看護ステーション イルソーレにもご相談いただけますので、
不安なことがあれば何でもお気軽にご相談ください。
訪問看護ステーション イルソーレ
お問い合わせ電話番号:083-976-8211
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